Cotton
2016年 08月 30日
今日は、秋らしい涼しげな風がとおりぬけた奈良。
先週末、畑より綿の実がとどきました。
ワタは別名、シロバナワタ、リクチメンなど。
アオイ科ワタ属になります。
使用部位は、種皮の綿毛、根または根皮、外果殻、種子。
生薬では、綿毛:綿花(メンカ)/根または根皮:綿花根/
外果皮:綿果殻/種子:綿花子。
産地としては、インド、熱帯アジアがあげられますが、
1.5メートルほどになる多年草で、民間療法で催乳に利用されることもあります。
綿毛は繊維に、実からは油脂が採取され、
根皮は通経、陣痛促進に用いられることも。
通経作用、堕胎促進作用、子宮収縮作用があるので、
妊娠中・授乳中は禁忌です。
炎症傾向がある場合や泌尿器の刺激には禁忌です。
また、慢性の使用は男性の不妊原因となる場合もあるので注意が必要です。
夏の終わりはまるで熱気にあふれた祭りの後のようですよね。
どこか物憂げで冬までの時間が長く感じられる季節。
四季のなかでは生まれた季節でもあるので一番お気に入りの頃です。
まだまだ残暑が厳しいこともありますが、
北の街では、ゆっくりと冬支度に入る頃ともいえます。
みんな良い冬が迎えられますよう。